今年度、産業看護基礎コースを受講し、産業看護師の登録をした場合、平成27年度から始まる日本産業衛生学会の資格とどう違うのでしょうか?また、産業看護師登録されていれば、平成27年度から始まる学会の資格同様の資格が得られると考えてよいのでしょうか?
2015-10-10
新しい制度は、現行制度よりさらに産業保健看護の専門家として社会的認知を獲得しその質の担保を明確にするため、質問1の回答にも記載しているように三段階 の資格で構成されます。また、名称も変更されます。また、産業看護部会の登録制度から日本産業衛生学会の認定資格となりますので、日本産業衛生学会員であ ることが前提となります。
★現在の登録システム
保健師(実務2年以上)→産業看護職継続教育基礎講座受講(必須)し、調査研究論文合格→登録産業看護師として登録→産業看護職継続教育手帳・産業看護師登録証の発行、5年間で20単位以上を取得し更新、実力アップの修了、向上コースを目指し自己研鑽を行う。
★新システム
自己学習またはファーストレベル準備講座(受験対策講座)受講(任意)→産業保健看護専門家制度登録者試験(筆記試験)→産業保健看護専門家制度登録者→産業保健看護専門家試験(口頭試験)→産業保健看護専門家→上級専門家審査(書類審査)→産業保健看護上級専門家
登 録者試験の受験にあたっては自己学習が前提ですが、専門家試験の受験および資格更新、上級専門家の書類審査の受験および資格更新にあたっては、実践活動、 研究、学会活動、社会貢献など一定の要件を満たすことが必要となります。受験や登録に必要な要件はまだ検討中でございますので、内容が決まり次第、HPや フォーラム等皆様にご報告します。
上記制度は学会の制度ですが、資格試験や更新のために産業看護部会に継続教育支援体制も構築される予定です。
今年度、基礎コースを受講されましても、決して無駄にはなりません。