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産業保健看護部会について

当部会は、産業保健チームにおける産業看護活動の向上と産業看護の学術進歩に資することを目的に、平成4年、産業医部会とともに産声をあげました。

初年度は主に教育制度と専門産業看護職制度が検討され、また、広報活動の柱として機関誌「産業看護フォーラム」が創刊されました。そして、平成7 年度には3年余の歳月をかけて、産業看護職継続教育システムが構築され、翌年から、そのシステムに則った教育が継続的に行われています。

産業看護の資格認定は多くの産業看護職の念願ですが、職能団体である日本看護協会の認定制度では、インテンシィブに6ヶ月(600時間)の教育が 必要とされていますので、現在の産業看護職の立場では、この教育を受けることは事実上不可能です。そこで、産業看護の実務が展開できることをねらいとし た、基礎コースの修了者を対象とし、日本産業衛生学会産業看護師の登録制度を、平成10年にスタートさせました。現在、1,142名(平成18年6月末) の産業看護師が誕生しています。

よりよい産業看護活動のためには、質の高い産業看護サービスの開発と実用化に資する研究が不可欠です。そのためにより一層の研究活動を推進すること が、当部会の今後の大きな課題です。また、国際交流を深め、全世界の産業看護職とお互いに学ぶチャンスを持つことも、これからの当部会の大切な役目といえ ましょう。

日本産業衛生学会 産業保健看護部会

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